NHKニュース7 口腔機能低下症 中年期から始まっている?早期発見対策を検証!
2020年1月29日 NHKニュース7
知らぬ間に老化が進んでしまう、口腔機能低下症が怖い!
噛んだり飲んだりする力が弱る口腔機能低下症を検証しました。
口腔機能低下症年代別の割合
・40代で36%
・50代で48%
・610代で62%
・70代で83%
・80台で100%
40代で3人に一人、50代では2人に一人が口腔機能低下症と診断されています。
日本老年歯科医学会調査(平成27年~29年)
口腔機能検査とは?
歯科医院では、歯の治療にした人に検査を進めています。
たたたたたたたたたたたたたたたたた
たたたは、舌と唇の動きを調べる検査です。
何回言えるかで衰えているかわかるんです。
1秒間で6回以上が目安です。
素早く言えるかと言うことですね!
ハイ!
続いては舌の力の検査です。
風船のような器機をくわえまして舌と上あごで挟む力を検査します。
数値が30以下の場合食べ物を喉に送り込むことが難しくなります。
検査項目
①衛生状態
②口の中の湿度
③歯の本数
④舌・唇の運動機能
⑤舌の力
⑥噛む力
⑦飲み込む力
この中で三つ以上該当すると口腔機能低下症と診断されます。
無意識の内に老化が進んでしまう
口腔機能低下症になると食べる量が減って固いものを避けるため、食材も偏ります。
その結果、栄養不足となり全身の筋肉が減ります。
それにより食欲不振になり、力がさらに衰える悪循環になります。
放置しますと介護が必要とする状態が早く訪れます。
最終的には、寝たきりになることも考えられます。
食べる力の衰えが、いかに危険かわかります。
なぜ働き盛りから発症するのでしょうか?
ある男性は仕事が忙しく食事が炭水化物に偏りがちです。
食事に時間をかけない現代の生活が口腔機能低下症に繋がると専門家は指摘しています。
※口腔機能低下症に詳しい東京歯科大学
上田貴之教授
忙しいと軟らかく炊いたご飯・うどん、など食べやすいものが中心になってくるんです。
口腔機能低下症は中年期から始まっていることが非常に驚きです。
無意識の内に堅いものを避けているような気がしますね。
口腔機能低下症は食べる力をきっかけに全身が衰えて行くんです。
知らぬ間に老化が早く進んでしまうことなんです。
症状に気づくためには?
チェックリストがこちらの七つです。
ひとつでも思い当たったら歯科医師にご相談下さい。
早期発見すれば早く対策が打てますからね!
①口の匂い
②口の中が乾く
③堅い食べ物を避ける
④滑舌が悪くなった
⑤食べこぼしが増えた
⑥食べるのが遅くなった
⑦よくむせる
検査において舌の力が20を下回ると食べ物が食道ではなく、気管に入るゴエンが起こりやすくなります。
窒息したり、肺炎になることもあります。
最悪の場合、命に関わることもあります。
※口腔機能低下症、検査は一昨年から保険診療で受けられるようになりました。
どんな対策を打てば良いんでしょうか?
食生活の改善が主です。
タンパク質をふやしたり、漬物など、かみごたえのあるものも摂りましょう。
舌を鍛えるリハビリも必要です。
器具を使ってリハビリしたり、ガムを噛んだり地道な食生活の改善で舌を鍛えることが出来ます。
まとめ
食べる力は40代から衰えるんですね、ちょっと心配になりました。
一番大事なのは毎日の食生活なんですね。
進行してからは遅いので七つのチェックリストを参考に実践したいと思いました。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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