おはよう日本 イスタンブール歴史ある古都の猫との関わりを見ていきましょう。
NHKニュース おはよう日本 2020年2月1日イスタンブール市民と猫の共生
トルコの最大都市イスタンブール
街の中でひときわ目を引くのが沢山の猫たち、路上にはもちろんカフェにも集まってきます。
通りのいたるところで見られる猫たち、ほとんどが野良猫ですが街ぐるみで大切にされています。
歴史的な街並みが世界遺産にも登録され、多くの観光客が訪れる大都市イスタンブール!
イスタンブールは猫を大切にしている街でもあるのです。
街のあちこちには、えさの入った皿、冬の寒さもしのげる小屋も設置されています。
さらにはこんなものまで、ペットボトルの回収機なのですが、使い終わったペットボトルを入れると猫のためのえさが出てくる仕組みです。
何で、そんなに猫にやさしいのですか?
ここまで猫にやさしいのには、理由があります。
イスラム教の予言者ムハンマドが猫をこよなく愛していたとの言い伝えがあるからです。
猫を大切にすることを奨励され、その教えがしっかり根づいているからだと思います。
ひときわ人気のある猫がアヤソフィア博物館にいるんですよ。
アヤソフィア博物館は、1500年近く前にキリスト教の大聖堂として建てられ、15世紀にオスマン帝国よって、モスクに改装されました。
東西の文化の交差点と言われるイスタンブールを象徴する建物です。
年間300万人が訪れます。
多くの観光客の注目を集める猫がいます。
名前はグリです。
元は、野良猫でしたが、いつの間にか博物館に住むようになりました。
グリを見るために、博物館に来る人も少なくありません。
何でグリがそんなに人気なの?
来館者:すごくかわいい!この猫に会えて良かった!
転機になったのは2009年オバマ大統領に可愛がられ、世界中のメディアが、報じたことでグリの人気に火が付きました。
今では、ファンが作った SNS の専用ページを2万人近くがフォローしています。
取材中には私の背中に乗って足踏みをするなど、人なつっこさが人気の秘訣です。
グリを支えて来たのが、アヤソフィア博物館副館長のデフネ・バリさんです。
毎朝餌をあげるのが日課だそうです。
デフネ・バリさん:私を見ると、尻尾上げてやってくるんです。
グリが餌を食べている間、私は横にいます。
そのあと仕事に戻り、グリも元の場所に戻るんです。
2004年に博物館で働き始めたバリさん、その年にグリも生まれました。
いわば、2人は同期です。
バリさん:私は落ち込んだときには、グリを抱いて、一緒に過ごします。
グリが喜んでいるしぐさを見せてくれると、とても癒されます。
バリさんにとって気がかりなこと?
グリの体調です。
グリの年齢は15歳人間で言えばおよそ80歳です。
この一年で活動量はグンと減りました。
冬の寒い日は、暖かい照明の前で寝る時間が増えました。
バリさんは、仕事の合間を縫って健康状態をチェックし、薬を与えるなど献身的にサポートしています。
バリさん:グリはかけがえのない存在です、博物館のシンボルなんです。
命のある限り、グリの面倒を見て行くつもりです。
バリさんと二人三脚で歩んで来たグリこれからも、博物館を見守り続けます。
まとめ
猫ってほんとうに可愛いですね!
日本でも、いろんな場所で駅長さんとか、館長さんに任命されてますが、バリさんのような方が面倒みてくれていると思いたいです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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